面倒なのは完璧主義だから


前回で、あっさり WSL2 + Ubuntu 環境ができてしまった。

どうして、こんな簡単な作業をめんどくせーと思っていたのか。正確には「決めつけて」いたのか。

以前、学習コストだのリターンだのと偉そうに書いたが、そもそも、事前に学習コストやリターンを正確に把握することは不可能だ。なぜならそれを判断できる知識が無いのだから。正確に判断できる知識があるなら、はじめから勉強する必要はない。

と、考えると、めんどくせー理由は学習対象では無く自分にあるのではないか。

その通りで、実際、新しいことを学ぶときや行動をするとき、『最善手以外を取りたくない』『失敗したくない』などの思いが強すぎて、動き出せないまま終わることが多い。

そんなこと、少し考えてみれば不可能だとすぐ気づく。

WordPress の全プラグインを把握し、最良のものだけを入れる。なんてことは、時間がいくらあっても足りない。

どこかで決断して行動しなければならない。どうすればいいのか。

『最善手以外を取りたくない』は、事前準備やリサーチにタイムリミットを設けることで防げそうだ。ある程度で区切りをつけること。このことは、人生についても言える。すべての可能性を把握してからスタートなんてできない。直近で必要なものごとにまず全力で取り組むこと。

『失敗したくない』は、失敗しても大丈夫な環境をつくれば克服できそうだ。WSL2 + Ubuntu も Windows に悪影響があったら嫌だし、そうなったら修正するのも面倒だし……と、ずっと腰が重かった。けれど、PCがおかしくなれば、クリーンインストールすればいいだけだ。クリーンインストールのめんどくせーは、手順をメモしておくことで大きく低減できる。別に、バックアップでも復元でもいい。とにかく、ダメだったら、何とかなる方法を準備しておくこと。

以上を常に意識していきたい。